自分はお酒に強いのか弱いのかよくわからない。顔がすぐに赤くなるけど、量は飲めないわけではない。ビール5杯ぐらいならいけるけど、二日酔いにはなる。。
これってお酒に強いの??
そこで、自分がお酒に強いかどうか、ビールジョッキ換算で判定する方法と、遺伝子的にお酒に強い体質なのかを判定する簡易的な方法をご紹介したいと思います。
【この記事の結論】
- 酒に強い男は、ビール10杯でも余裕。顔色に変化無し
- 簡易的な判断法として、エタノールのパッチテストがある
- 遺伝子的にアルコールへの強弱を調べるには専用のキット(5000円程度)
どれくらいビールを飲めればお酒に強いと言える?
まず一般的にどのくらいの量のアルコールを飲むことができれば、周りからお酒に強いと思われるのでしょうか?
男性と女性では体の大きさも違いますし、アルコールを分解する肝臓の体積も大きな差があります。なので男女に分けて、ビールジョッキ換算でお酒に強い基準を紹介したいと思います。
女性
- 強い:ビール5杯以上飲んでも顔色が変わらない。
- 弱い:ビール2杯で気持ち悪くなる
これが1つの客観的な目安のようです。 男性目線からすると5杯飲んでも変わらないと自分よりもお酒が強そうで、なんとなく敬遠してしまいますよね・・・?
女性の場合は、ほんのり顔がピンク色になって可愛らしいですよね?男性目線からすれば、今夜は行けるかもと思ったり。
私は男性なので分かりませんが、女性も顔が赤くなることを気にするのでしょうか・・・?男性目線からすると全然気にならないです。むしろ艶やかで良いと思います。
男性
- 強い:ビール10杯以上飲んでも顔色が変わらない。
- 弱い:ビール2杯で気持ち悪くなる
男性は体格も大きいのでアルコールの分解能力も高く許容量も大きいです。ひとつの目安としてビール10杯以上を飲んでも平気な顔をしている人はお酒に強いと思われるようです。
ガタイのいい人や筋肉質な人はアルコールの分解能力が高く有利です。 例えば力士とかビールジョッキをグラスビールのごとく飲み干してしまいますよね??
ガタイも全然良くないのに、平気でビールを何杯も飲む。そして顔色は全く変わらない。そういう人は遺伝子的にアルコールに強い人です。
本当に羨ましいな・・・
体調や調子、飲む環境によって酔いやすさは違うので注意
お酒に強い人でも体調が悪い日は十分に実力を発揮できません。経験ありませんか?風邪気味の日にビールを飲むと、ほんの2-3杯でかなり酔いが回ってくるようなことって。
私は結構あります。頭がぼーっとだるいのですが、とりあえず睡眠を取りたい!でも全く眠気がおきず眠れない。そんな時はビールを飲んでしまうという算段です(笑)
缶ビールを1、2缶ほど飲んだだけなのに、かなり酔いが回ってきます・・。簡単に眠れるのでありがたいですね・・・(笑)
それから、周りの環境にも左右されます。例えば一緒に飲む仲間など。気心が知れた仲間と飲むときは、心も体もリラックスしているのでアルコールの代謝も活発です。
逆にあまり知り合いのいない飲み会などでは、緊張や色々と気を使ってしまい、酔いが早く回ってくることがあります。
一応、トレーニングでお酒には強くなれる
基本的にアルコールの分解能力は自分が持っている「酵素の型」によって決まります。これは遺伝的なもので、変化・強化することは不可能です。
しかし、トレーニングをすることによって、アルコールに強くなることは可能です。主に二つの方法です。
1.体を鍛える
既に述べたように、お相撲さんは大酒飲みが多いですよね?小さい頃から体を鍛えていて食事もたくさん食べる。筋肉の絶対量も多いので代謝も高いです。(ただし消費エネルギー以上に摂取エネルギーが多いので太る)
つまり筋肉量が多いと代謝が高く、それはアルコールの代謝能力も高いということが言えます。地味ですが、アルコールに強くなるという意味では確実に効果があり、安全な方法が体を鍛えるということ。
2.飲酒することで鍛える
こちらは推奨しませんが、お酒に強くなるのは事実です。やり方としては習慣的にアルコールを飲み続けるだけです。毎日のようにギリギリのところまで飲む。
アルコールの分解能力は遺伝によって決まりますが、遺伝によらず活性化される酵素があります。それがMEOSという酵素。
MEOSには「遺伝によって決まるアルコールを分解する酵素:ALDH2」を助ける働きがあり、多量のアルコールが存在するとALDH2に加勢し、アルコール分解をサポートします。
しかもMEOSは、働けば働くほどその数が増え機能が強化されます。つまり徐々にアルコールに強い体質になるということです。
遺伝的なALDH2は変えられませんが、MEOSは強化することができるのです。
ただしこの方法は推奨しません。日常的にMEOSが使われると、薬が効きにくくなったり、外部からのウイルスに弱くなったりするからです。
あなたはお酒に強い?簡易診断方法+α
ALDH2の強弱(活性型)を判断する方法として簡易的なアルコールパッチテストがあります。
これをすることであなたが遺伝的に、アルコールに強いのか弱いのか目安となります。やり方は以下の通り。
簡易アルコールパッチテストの方法
- ガーゼに、市販の消毒用アルコールを2-3滴染み込ませる
- 上腕の内側に貼る
- 7分後に剥がす
- 剥がした直後にガーゼが当たっていた部分の肌の色を確認する
- 剥がしてから10分後にガーゼが当たっていた部分の肌の色を確認する
判定方法は以下の通りです。
食後10分後ともに肌の色に変化なし
ALDH2は活性型です。最もアルコールを分解する能力が高い。
直後は変化無し10分後に赤くなる
ALDH2は低活性型です。体内でアルコールを分解する力が弱いです。頭痛や吐き気などを催すことが多いタイプはこれ。
直後に赤くなる
ALDH2は不活性型です。お酒が飲めないタイプです。
ALDH2は、日本人の約半数が活性型です。そして4割が低活性型で、残りの1割が不活性型だと言われています。
もっと詳しく調べるには・・?
上記に述べた方法でおよその判定は出来るのですが、もっと詳しくアルコールへの強弱を知りたいという方は、詳しく調べられる検査キットもあります。
簡易版ではALDH2の判定だけですが、もう一つ ADH1Bというアルコール自体を分解する酵素の型も3段階で判別できるキットです。
つまり3×3の9パターンの内、あなたがどこに当てはまるかを検査できるキットです。
口の中の粘膜を綿棒で取るだけなので簡単に行うことができ、付属のDNA結果レポートも見ものですよ。